「出産は命がけ」とよく言いますが…
「出産に事件はつきもの」な体験をしたので、これも普及しないかな…なんて思っています。
あと「2人目は楽だよ〜」と聞くこともありますよね。
出産が楽だったり、育てるのが楽だったり。
あれ嘘です
子供は十人十色ですね。
そして、出産レポも十人十色!
ブログ仲間もかぱんさんのドラマティックな出産レポもぜひ読んでみてください!
事件1.誤診?
次男は検診で巨大児の疑いがあったので、早めの入院になりました。
「4000g近くあるから、早めに産まないと帝王切開になります」
という担当医の話にビビり、秒速で書類に署名し入院が決定!
ちなみに長男は3600g以上で誕生。
予定日の1週間前から入院になり、促進剤を打ちながらの入院生活がスタートしました。
お出かけ中に破水ー!
急に陣痛来ちゃったー!
とかがないので、安心感を持ってウッキウキで入院できた。
…ところが。
いざ入院して胎児の推定体重を測った担当医から衝撃の言葉が。
「3500くらいかな。誤差は多少あるから」
あれ?言ってることが違うような…
あれ?長男くらいだよ?余裕。
あれ?入院いらなかった?
口を開くと何を言うかわからないので、無言を貫きました。
入院してしまったものは仕方がない…!
さっさと産んで、
さっさとおさらばしたい。
早く長男に会いたかったです。
事件2.生まれないまま4日経過
入院してからずっと点滴で促進剤を入れているのに、全く生まれる気配がありませんでした。
階段の登り降り、ジャンプ、いろいろ試しましたが全然出てこない次男。
そして入院4日目。
ついに担当医の口から
「明日生まれなかったら、帝王切開にするかどうか決めましょう」
と聞きたくないワードがポロリ。
帝王切開が嫌だった理由は、
・退院後の家事と育児がキツそうだから
・帝王切開をした友達がものすごく痛いと言っていたから
これだけです。
ひたすら帝王切開にビビっていた…
そして迎えた入院5日目。
午後から担当医と帝王切開について話し合うことが決定。
AM9:00頃
様子を見にきた夫と病院の中をウロウロしまくりましたが、すぐにお昼ご飯の時間に。
PM12:00頃
夫と帝王切開は怖いよーなんて話をしながらお昼ご飯を食べていると、
何やら腹に違和感が…
キターーーー(゚∀゚)!!
私の窮地を悟った次男は、やっと出てくる気になってくれたようです。
夫と2人で「よっしゃー!」と大喜び。
「陣痛中に笑ってる人はあまり見たことがない…」とあとで助産師さんに言われました。
もう人体の限界なんじゃない?
ってくらい痛かったですが、
・夫が仕事に行く前に立ち会いできそう
・帝王切開じゃなくなりそう
この2つの理由でとにかく嬉しかったので、テンションも表情もイカれていたみたいです。
事件3.担当医が夫のポジションを奪う
陣痛から1時間経過。
PM1:00頃
陣痛で肛門あたりが爆発しそうだったので「もういいと思います」と助産師さんを呼びました。
内診してもらい「ほんとだ」と太鼓判を押されついに分娩室IN。
夫も左手を握ってくれる位置に陣取り、
分娩スタート!
しんどすぎて目をつぶりながら何度かヒッヒッフーの儀式を繰り返し…
そろそろ出るんじゃない?という時に、夫がパッと手を離しました。
握りすぎて骨でも折れたか?
と思い、目を開けると……
ここで最大の事件が勃発。
思わず「はぁ?」と声が出ました。
だっていつの間にか来ていた知らないおじさん(担当医)が、夫のポジションにいたから。
あなたの居場所は股の間!
そこは夫のポジション!
と怒りが爆発。
たぶんゴリラ並みの握力で担当医の白衣を掴んでいたと思います。
「邪魔なんだけどぉおお」
的なことを言ってしまったような気もします。
気がするだけ。ごめんなさい。
しかし、怒りは爆発していたけれど、ついでに陣痛で肉体も爆発しそうだったので、担当医とのバトルフェイズは終了。
いつの間にか研修医さんのギャラリーも出来ていて…
「そういえば見学を許可したんだった」と少し冷静になれました。
一方そのころ担当医は、助産師さんに「早くどいて下さい」と怒られていました。
助産師さんグッジョブ。
医師が真横にいた理由
赤ちゃんが中々出てこないときは、
お腹を押して赤ちゃんを押し出すこともあるらしい。
それをやろうとしていたのかも…?
ベテラン助産師さんに終始「必要ない。どいてください」と言われ続けていた。
夫は私の頭上で待機中でした。
その後次男は、分娩台に上がってから10分でスルっと出てきてくれまして。
次男グッジョブ。
3300gでグッジョブ!
研修医さんのギャラリーが見守る中、夫はへその緒を切る儀式をしっかりやって、仕事に向かいました。
長男の時も見学OKに。
泣いてる研修医さんもいてビックリしました。
事件4.産んですぐ徒歩で退室
出産の後処理が終わってすぐ、立て続けに分娩に入る方がいて、早く分娩台からどかなければならない事態に。
助産師さんが「車椅子取ってくる!」と走って行きました。
しかし。
分娩室に入って来ようとしている方は、実は隣の部屋で数時間前からだいぶアグレッシブに叫んでいた初産婦の方。
今にも旦那さんと喧嘩しそうなくらいヒートアップしていたので、もう歩いて去ることに。
早くゆっくりしたかった。
休憩できる部屋はすぐそこだったので、ヨボヨボのご老体のような歩き方で何とかベッドにダイブ。
到着が早すぎる義家族達にヘラヘラと愛想笑いをしながら、次男も最初の検査をクリアしてカンガルーケアがスタート!
終わった〜٩( ᐛ )و
入院長かった〜٩( ᐛ )و
と、なごんでいた所に…次の事件が。
事件5.担当医、散る
分娩室に入る前からヒートアップしていた初産婦さん。
ひたすら「痛い!もう嫌だ」と叫んでいて、私はわかる!わかるよ!と頷いていました。
私も初めての出産ではテンパりまくっていたので、とっても共感。
幸い安産だったようで、すぐ赤ちゃんの産声が。
よかった!
しかし事件はここから。
産後すぐ、出産時に切れたお股をチクチク縫われる人は多いですよね?
部分麻酔はしているみたいですが痛い。
すぐ終わるけれど痛い。
痛すぎて膝はガタガタ。
生まれたての豚のように。
初産婦さんも「痛い痛い!」と大声で叫びキレ気味。
そして「触らないで!」と叫んだかと思うと、次の瞬間
ガシャーン!ドン!という音。
実際に見たわけではないですが…
たぶん担当医が椅子から落ちたんじゃないかな……と思いました。
重いものが倒れる音がしたので。
後に、入院中に同室だったこの初産婦さんは
「蹴り飛ばしちゃいました〜」
と反省していました。
担当医は踏んだり蹴ったりな1日だったかも。
安産で結果オーライ
次男の出産は事件がいっぱいで、思い出深いものになりましたね…。
早めに入院したのになかなか出てきてくれず、不安な毎日でしたが…
分娩台に乗ってから10分で生まれたので結果オーライです。
担当医が、私を含むいろんな女性から集中砲火を喰らっていたのがかわいそうでした。
どうしても殺気立ってしまうイベントなので、大目に見て…ほしい。
長男の時と同じ病院、顔馴染みの助産師さん達のおかげで、気持ちはとても落ち着いていたので良かったです。
事件が多かったので、先に次男の出産事件簿を記事にしました。
長男の出産事件簿も記事にしようと思います!