この記事では、生まれつき歯の数が足りない次男について、調べたことをまとめています。
永久歯に影響する先天性欠如歯だった場合や、その対処法などもわかります。
・子供の乳歯が足りない!
・歯が2本くっついているかも?
・乳歯がなかなか抜けない!
・永久歯が生えてこない!
・歯が足りないと歯並びや噛み合わせは悪くなる?
これは次男の歯の写真です。次男は現在3歳で、乳歯は生えそろっていますが、生まれつき歯の本数が足りません。
生え始めから気になっていたのが、赤い○で囲っている部分。
下の前歯が1本足りないように見えませんか?
真ん中の歯が小さくて、その両脇の歯が少し大きめです。
私には、どれが前歯なのかわかりませんでした。
歯科検診では先生から「どれが前歯かわからない。でも2本の歯が1本になって生えているだけ。気にしなくていいよ」と言われました。
…でも気になる!!!
現時点では生活に支障もなく、治療の必要もないと言われています。
しかし!
・今後、歯並びはどうなるのか
・永久歯はちゃんとした数で生えてくるのか
この2点が気になったので、調べたことをMEMOします!
次男の前歯は癒合歯だった
次男の乳歯が少ないことについて、歯科医の先生からは気にしなくてOKと言われました。
しかし、「もしかしたら何かの病気なのでは?」と不安になったので調査開始!
次男の下の歯は、小さい歯と大きい歯が隣り合わせになっています。
実はこの大きい歯が、歯と歯がくっついて生えてきた「癒合歯(ゆごうし)」と言われるものでした!
癒合歯のデメリット
虫歯になりやすい
癒合歯は、2本の歯が1本になって生えています。
上の図Aのように、2本のつなぎ目がなく綺麗に生えている場合、虫歯のリスクは他の歯と同じです。
しかし、図Bのようにつなぎ目がくっきりとしていたり、くぼみがあるとそこから虫歯になりやすいそうです。
虫歯にならないように注意が必要ですね!
歯並び・噛み合わせに影響がでる
「歯が少ない」ということは、余計な隙間があるということです。
上記の次男の画像を見ると、歯と歯の隙間が1mmくらいあり「すきっ歯」状態です。
すきっ歯が酷くなると、歯並びが悪くなり見た目がよくありません。
また、歯がずれていることで噛み合わせも悪くなってしまいます。
噛み合わせが悪いと顎関節に影響アリ!
顎関節は背骨と繋がっているので、全身の不調にもなりかねない!
生え変わりが遅い
癒合歯は、乳歯が抜ける時期になっても抜けずに残っている場合があります。
乳歯が残ったままだと、永久歯が生えてこなかったり、永久歯の邪魔になってしまいますよね。
そのため、癒合歯は自然に抜け落ちるのを待たずに、抜歯することが多いそうです。
永久歯が生えてこないかもしれない
次男は下の前歯が癒合歯ですが、一番癒合歯ができやすい場所が前歯だそうです。
そして、前歯に癒合歯があった場合、なんと40%以上の確率で永久歯が生えてこないといいます。
40%…
結構高い数字でショック!!
日本小児歯科学会による2010年の調査では、
子供の10人に1人が永久歯が生えてこない「先天性欠如歯」だという結果が出ています。
先天性欠如歯とは?
永久歯は全部で28本ありますが、生まれつき歯が生えてこない・数本足りない状態を「先天性欠如歯」といいます。
歯が欠損していると、
・すきっ歯になり歯並びが悪く見える
・噛み合わせが悪くなる
というようなデメリットがあります。
原因
先天性欠如歯の原因は様々で、
・遺伝
・病気、外傷
・薬の影響
・歯が作られる時の異常
などが挙げられます。
また近年では、先天性欠如歯の原因の一つは、歯の退化なのではないかと考えられているそうです。
私は昔から「硬い物を食べないと歯が弱くなる」と祖母や母に言われて育ちました。
もしかすると、近年では昔よりも硬い物を食べる機会が減り、歯の退化に繋がっているのかもしれません。
治療法
・ブリッジを使って矯正する
・インプラントを埋め込んで歯並びを調節する
上記のように、先天性欠如歯だったとしても治療法はあります。
ブリッジ、インプラントと聞くとお高いイメージですが、6歳以上の先天性欠如歯の治療には保険が適用されるそうです!
保険がきく!ちょっと心強い!
良いこともある?
先天性欠如歯には、実はメリットもありました!
顎の大きさや発達の仕方によっても左右されるのですが、永久歯が1本ないことで、逆に歯並びが綺麗に整う場合があるそうなのです。
次男は顎が小さめなので、もしかしたら永久歯が1本足りなくても歯並びには影響しないかもしれません。
むしろそうであってほしい!
先天性欠如歯かどうかはいつわかる?
先天性欠如歯の子供にはいくつかの特徴があります。
・両親のどちらかが先天性欠如歯だった
・乳歯に癒合歯がある(前歯や奥歯が多い)
・乳歯が抜ける時期に抜けない
このような特徴がある場合は、永久歯が先天性欠如歯かもしれないので調べてみるといいでしょう。
レントゲンを撮ると、生える予定の永久歯が歯茎の中に見えます。
レントゲンに写らなかった場合は、永久歯が生えてこないという目安になります。
また、7歳の時点でレントゲンに永久歯が写らなかった場合、
90%以上の確率で永久歯が生えてこないという情報がありました。
我が家の次男も時期が来たら、レントゲンで調べます!
【まとめ】癒合歯を持つ次男の今後は?
・歯の数が少ない、癒合歯がある場合は先天性欠如歯の可能性大
・癒合歯の下の永久歯は40%以上の確率で生えてこない
・先天性欠如歯でも保険がきく治療法がある
・歯並び、噛み合わせが悪くなるかどうかは個人差による
乳歯が永久歯に生え変わり始めるのは、だいたい6歳頃からでしょうか。
長男の同級生は4歳で乳歯が抜けているので、だいぶ個人差がありそうですね。
その頃、次男の癒合歯がどうなっているか不安です。
乳歯のまま大人になり、50代になっても乳歯が残っているという例もあるそうなので、もしかしたら癒合歯もそのまま残るかもしれません。
ポロっと取れて、ニョキっと永久歯が生えて来てくれればいいのですが!
永久歯が欠損していても、逆に歯並びが良くなる場合もあるということで、そこまで重く考えなくてもいいかなと思っています。
欲を言えば、親としては歯並びがいい大人になってほしい!